2.テクニカルスキル

管理職に必要な資質は?

一般的には、管理職に就くためには仕事を一通り覚えなければなりません。
これは、部下に的確な指示を出さなければならないことに起因しており、多くの企業で採用されている手法です。
業務を遂行するために最重要である知識のことがテクニカルスキルと呼ばれており、このスキルが磨かれなければ効率的に仕事をこなすことはできません。

テクニカルスキルは、どの分野の仕事にも存在します。
例えばIT企業だった場合にはプログラミングの知識がこれにあたりますし、製造業の場合には機械の動かし方もこのスキルに該当します。
そして、これらの知識を一通り身に付けた段階で、管理職を任されていくのです。

しかし、基本的な知識だけを身に付けられれば人を完璧に動かせるわけではありません。
また、部下達に的確な指示を出すのも管理職の仕事の一つですし、従来までこなしていた仕事もこれまでと同様にこなしていかなければならないのです。
それに加え、これまで自分ではこなせなかったことを、自ら勉強することで可能にしていくことも、管理職には必要になってきます。

目的を明確にしてスキルを身に付ける

スキルアップをしていくことは良いことですが、ただ闇雲に勉強していても会社には貢献することは難しいです。
思いつきで英会話ができるようになろうと、勉強をしたとしても、仕事によっては全く必要なかったりするので、目的と順位を明確に付けて勉強を進めていくことが必要となります。
仕事を進めていく上でどのような問題点があり、その問題を解決するために勉強をしていけば、より効率的に勉強していけるはずです。

大きな目標を立てすぎてしまうと、途中で挫折してしまう可能性もあるので、身近な目標を持ち、自道にスキルアップを目指していくことが必要であると言えます。

管理職に必要な物はテクニカルスキルだけではない

テクニカルスキルは業務遂行能力とも呼ばれており、仕事を効率的にこなすためには必ず必要になるスキルのことですが、管理職に必要なスキルはこのスキルだけではありません。
管理職には部下を育てる能力も必要になってきます。
なので、部下とのコミュニケーションをしっかりと取りながら、距離を縮めていくことも必要です。
そのためには相手の立場になって物事を考えたり、しっかりと部下の言葉を聞いてあげるように注意していかなければなりません。

部下への指示と教育、それから新たな仕事をこなしていき、これまでやってきた仕事も遂行しなければなりません。
多忙ではありますが、自分がこれまで培ってきたテクニカルスキルを部下に伝授し、それに対して自分は仕事の幅を広げるために新たなスキルを身に付けていければ、業務が効率化され、成績が伸びていくことは間違いないでしょう。