これってパワハラ?

私は加害者!?パワハラとは

パワーハラスメントの略であるパワハラ。職場においてのパワハラとは、同じ職場で働く人対を対象に、業務上の地位を利用して業務の範囲を超えた精神的・身体的に苦痛を与える行為を指します。もしくは職場環境を悪化させる行動も、パワハラのひとつです。

私のように中間管理職にとって、知らぬ間にパワハラをしている可能性も少なくありません。暴力行為などの身体的なダメージであればわかりやすいのですが、「侮辱に値する精神的な苦痛」や「無理な仕事を与える」などといったこともパワハラになるため、自分では意識していないケースも多く、誰もがパワハラを知らぬ間にしているかもしれません。

以外に努力家で成績のいい中間管理職の人は気をつけたほうがよさそうです。
ノルマや数字での成果など上からの圧力を下にふりわける仕事でもあるし、直属の部下(なんでも言える)を探す傾向があるからです。
「自分にも他人にも厳しく」をテーマにしている上司の場合、最強のチームが作りたいがために部下を叱ったり過度な緊張感をオフィスにまんえんさせたりと、環境の悪化につながります。そうなると忙しい時期にベテランの部下が長い休みに入ってしまったり大切な報告があがってこなくなったりと収拾がつかない事態になってしまうでしょう。

改めて自分の行動や言動がパワハラに値していないかを客観的に考える必要があります。

パワハラになってしまう対応

優位性を利用したケース

パワハラは一見、上司という優位性を利用し、部下へ苦痛を与える状態をイメージしがちです。しかし、先輩や同僚、部下から上司に対しても「パワハラ」が行われているケースも多くあります。それは、職場内の優位性とは地位に限らないからです。
人間関係の優位性や専門知識をもっている優位性。雇用形態の優位性など、優位な立場はその場によって違いがあります。

最近では急速に進歩した情報技術に関して上司より若い部下が経験豊富というケースが多く「逆パワハラ」という言葉も飛び交っています。“1人のITに関する知識が浅い上司に対して、部下が数人で業務上の指示を無視する。”といったケースです。
これは、山ほどあるケースの中で1つの具体例にすぎません。

では、どのようにパワハラを防止していけばいいのでしょうか。

パワハラ防止

パワハラを防止するためには、どのようなケースがパワハラにあたるのかを知っておく必要があります。客観的に状態を理解できるようにしておくことで、無意識の言動にパワハラがふくまれてしまうリスクも抑えられます。
職場におけるパワハラがどのようなケースかを理解し、解決や対策をうちましょう。

下記のポータルサイトでは指導に関するパワハラや相談に関するパワハラなど、主なパワハラ項目を6種類にわけて動画でわかりやすくまとめられています。参考にしてみてください。

参考サイト:動画で学ぶパワハラ|あかるい職場応援団 -職場のパワーハラスメント(パワハラ)の予防・解決に向けたポータルサイト-
https://www.no-pawahara.mhlw.go.jp/movie/#case