転職先の入社決定後の過ごし方

街なみ

転職をする際には、転職先から内定をもらった後に現在の企業を退職するのが理想です。しかし転職先の都合で、入社までに数週間か1ヶ月ほどの時間が空いてしまい、現在の企業を退職をしてからヒマを持て余してしまうことも少なくありません。

◇なぜ休日の予定が立てられない?

これは、多くの日本人に「長期休暇を過ごす習慣が無いため」です。連休の代表とも言える、お盆やゴールデンウィークなどのイベントにおいても、確保できる休日はせいぜい1週間前後がいいところでしょう。これでは、数週間や1ヶ月単位の休みを得たとしても、どうしていいか解らずに持て余してしまうのは仕方ないことです。

また、忙しく働いていた人ほど、長い休みに慣れていないことが多く、せっかくの休暇を怠惰に過ごしてしまうのはよくある話です。「日本人は休暇の過ごし方がヘタ」と言われる所以も、ここにあると言っても過言ではありません。そのため転職をする際は、新しい企業へ入社する準備と共に、休日をどのように過ごすか予定を立てることも重要となるのです。

◇長期旅行に行く

資金に余裕がある人であれば、休暇中に長期旅行の行くのもいいでしょう。とくに海外旅行のように長距離旅行は、移動だけでも相当な時間を必要とするため、できるだけ長い時間を確保したいものです。たっぷり時間の取れる休暇であれば、どこに旅行に行くにしても旅先を十二分に堪能することができます。
また転職における休暇は、旅行シーズンと被ることも少なく、観光地の混雑を避けられるという点でも優れているといえるでしょう。

ただし、他国への旅行はパスポートが必要となります。パスポートは申請から発行までの期間が長く、数週間程度の時間が必要となることもしばしばです。そのため、休暇中に海外旅行に行きたい人であれば、パスポートセンターや市役所まで、事前にパスポートの申請へ行くことを忘れないようにしましょう。
パスポートを初めて作る人向け!各都道府県のパスポートの申請場所は?

◇新しい仕事の勉強期間にする

転職先で行う仕事によっては、事前の勉強が必要となることも多いでしょう。そのため、働いていた時間を自由に使える休暇期間中は、勉強をする時間としてもうってつけなのです。日中であれば、街の図書館なども利用できるため、勉強場所に困ることも少ないでしょう。

とくに、元の仕事とまったく違う業界に転職する場合は、今まで培った知識やノウハウが使えず、業界研究なども平行して行っておく必要もあります。長い勉強時間が確保できるほど、事前準備が盤石にできるという点では、せっかくの休暇を有効に使わない手はありません。

◇資格の取得に挑戦する

転職活動後の休暇期間のような長い休みを確保できたのであれば、自動車やバイクの合宿場に通うのも手です。これは2週間前後の合宿によって、自動車やバイクの運転免許を取得するための施設ですが、夏休みや冬休みを使える学生の利用がほとんどです。そのため、社会人になった後で運転免許が欲しいと思っている人は、この休暇期間を利用して取得を目指すのも良い方法と言えるでしょう。

このように、勉強するうえで形に残る知識や技術を得たいという人であれば、資格試験にチャレンジするのも手です。資格の中には、簿記や英検のように、短い期間でも取得がしやすいものが多く、学校や通信講座なども豊富に存在します。転職活動後の休暇を資格勉強に使っていたのであれば、転職先の企業でも好印象を与えやすくなるでしょう。