管理職の心得とは

部下に好かれようと思わない

管理職の心得とは一体どのようなものでしょうか。
一般的に管理職は上からも下からも板ばさみになります。
しかし、ある意味では魅力的菜仕事であるとも言えるのですが、
実際のところそれを理解できるまでにはそれなりの期間がかかるのではないかと思われます。

それはさておき、管理職における心構えとして大事なことは、
部下に好かれようと思う行動はしないということです。
これは、管理職というのはそんなに中途半端な気持ちでは絶対に成り立たないからです。

これは、上からの命令は絶対ですし、下手に仲良くなってしまうと命令をしてもしっかり聞いてもらえなくなる可能性があるからです。
「あの上司は部下には甘いから大丈夫」と思われてしまっては威厳も何もありません。

嫌いではないが緊張する上司

なので、ここで目指したいのは嫌いではないが緊張する上司です。
それから経営に関しての考え方を部下にしっかりと分かってもらうための最善を尽くすことです。
そもそも直接経営に関わるわけではないのでそこまでの理解は必要ありませんが、
会社に入っている以上はそれなりの理解を持って行動するのは当たり前のことなのです。

ですが、実際会社の中に入って働いている人間はそれとはかけ離れた業務を担当することがほとんどです。
そこで管理職の立場にある人が経営のために部下のやっていることが
会社の目標達成にとってどれだけ必要なことかを教えてあげるわけです。

面倒かもしれませんが、ここは大切なことで、
多くの場合仕事をしていると「これは何のためにやっているのか」と思ってしまいます。
それを分からせることは中間管理職としての大事な役割なのです。

それから一番大事なことは部下よりも働くことです。子供が親の姿を見て育つのと同じように、
部下も上司の姿を見て育ちます。
もしも自分の上司が楽ばかりしていたら自分も楽をしていてもいいかと思ってしまいませんか?
それがずっと続いてしまうと必然的に部下は動かなくなっていくことでしょう。

それを避けるためにも部下よりも多くの仕事をこなすのは当然のことなのです。
会社によっては会社にいる間ずっと椅子に座って勤務時間が終わるまで待っているような上司もいるでしょう。

しかし大事なことは、それが本当の管理職のあるべき姿ではないということを知ってもらいたいものです。

当然ストレスも毎日溜まってきますが、
部下が自分の考えに共感してもらえたときにはきっと大きな喜びと更なるやりがいを得ることができるでしょう。