ストレスをためない努力

板挟み状態の中間管理職

仕事をしているとどうしてもストレスも溜まってしまいます。
特に年齢を重ねると任される業務も増えてしまいますし、上司としての立場も考えなくてはなりません。
それに部下だけではなくて自分の上司もあるのです。

中間管理職の立場にある私は当然このような状況に陥るわけで、言ってみれば板ばさみの状態ですので、知らず知らずのうちにストレスを内包してしまうことが多くなってしまいます。

もちろん日常生活でこれ以上にないほどのストレス解消方法があるのならいいですが、管理職ともなると常に仕事のことを考えなくてはならないくらいです。

ストレスをためないコツ

ここで、仕事においてできる限りストレスを溜めずに部下にも当たらずいい関係を作れるようにする方法について紹介していきます。

まず、中間管理職は部下が失敗したとしてもそれを自分の責任として受け取る必要があります。
当然これによりストレスが溜まり部下に対してきつくなってしまうこともありますが、さすがにこれに対して上司の状況を理解してくれるような部下はいないのが現実です。
これにより部下の反感を買ってしまうことも決して少なくはないのです。

ここで重要なのが部下のミスの指摘をしないことです。
「お前のミスで俺が苦労をする」という言い方ではなく、「俺はいいけどお前が困るぞ」というように、相手のことを考えた指摘をすることで、部下も自分のことを考えてくれていると思い、指摘もきちんと受け入れてくれるようになるでしょう。

それから中間管理職の人間が一番やってはいけないことが、部下の手柄を横取りすることです。当然自分が指導をしたお陰で部下が手柄を立てたからそれは自分の手柄である、と考えるかもしれません。

しかし、実績をあげたのは確かに自分であり上司ではないと考える部下がほとんどのため、結果的にその関係は気まずいものとなってしまうでしょう。

これを避けるための良い方法として、部下の成功について、過去から経過、そして結果という流れで説明をするのです。
まずは最初の状況があり、そこに対して自分が部下に対してアドバイスをしてそれを実行し、成果を出すことができたという風に説明を行えばいいのです。

これはあくまでも部下の成功に対する説明ですから、さりげなく自分のことをアピールすることができる上に、部下からもプラスの印象を持ってもらえるというものなのです。

後は管理職になると、とにかくたくさん仕事が増える上に部下に教育もしなくてはならなくなります。
この状況下でストレスが溜まらないはずはありません。

もちろん部下にもきつく当たってしまうことになりかねませんし、関係も悪くなってしまう可能性もあるでしょう。
そこで、自分だけで仕事を抱え込まずに部下にもその仕事の一部を回すのです。

そうすれば部下は責任のある仕事を回してもらえたことによりやる気も出ます。
もちろんそれにより自分のストレスも軽減されるわけです。

中間管理職は必然的にストレスの溜まる立場にあるわけですが、これらのことを実践することによりそのストレスは軽減されますし、結果的に部下からも上司からも評価されます。当然出世も狙えますので是非ともこれらの方法を実践してみることをお勧めします。